頑固なクセ毛に悩む女性が多く特に湿度の高い日は、
鏡に映る自身のヘアスタイルに気分が下がってしまう方も。。。
このような憂鬱なお悩みの解決策として縮毛矯正があります。
従来の縮毛矯正は、
アルカリ域の薬剤を使用してカラーリングやパーマと同じようにキューティクルを破壊し、
薬剤を反応させることにより、髪の毛の結合が再度結合することによってクセがある髪の毛も綺麗に伸びる仕組みでした。
アルカリ域の薬剤は、
中高生のようなハリコシがある髪質に相性は合いますが、
エイジング毛に対しては相性が悪く、元々キューティクルに損傷が見られる状態から無理に剥がすことになってしまいます。
写真のように波状毛といったウェーブしたクセ毛には、
アルカリ域の薬剤を施してしまうとまとまりますが、
過剰に薬剤が反応する恐れがあり真っ直ぐな仕上がりと、
カラー履歴もあるため毛先はゴワゴワしたダメージを引き起こしてしまうことが考えられます。
使用する薬剤を酸性域の薬剤に変えて施術をすると、
髪の毛に薬剤が過剰に反応しないように、
pH4.7といった等電点(健康な髪に毛の水溶量)の薬剤を使用することによって
キューティクルが整い、
広がりや膨らみといったボリュームがなくなりまるで直毛のような仕上がりに改善します。
今回は酸性域の薬剤の良さと仕上がりの違いをご紹介しましたが、
アルカリ域の薬剤が悪いわけではなく、
髪質・髪の状態によって使い分けることが大切であること。
クセやうねりが強い方、髪の毛がしっかりしていて酸性域では伸びきらない髪質の場合には、
酸性域の薬剤をベースに微量のアルカリ域の薬剤を混ぜて調合させていただく場合もございます。
縮毛矯正は薬剤選定と毛髪診断が本当に大切です。
一歩間違えれば髪の毛が切れてしまうことやビビリ毛になる可能性が一番高い施術です。
ダメージレベルによっては縮毛矯正をお断りする場合もございますが、
髪の毛に足りないものを補いトリートメントなどでの今よりも良い状態に
改善させていくことは可能です。
髪質、髪の状態に合わせてご提案をさせて頂けましたら幸いでございます。
お客様の様々なお悩みに対して、
毎日のスタイリングが楽に、そして毎日がハッピーになるようなスタイル作りのために、
私達にお役に立たせて頂けましたら嬉しいです。
CALON銀座 松田力丸