ここ何年かで、沢山のお客様にも浸透してきている、
「酸性縮毛矯正」。
名前は聞いたことあるけど、
そもそも酸性縮毛矯正って何なの?っとご質問も頂くこともあります。
今回は、CALONでも多くのお客様から大好評頂いている酸性縮毛矯正を
改めてご紹介させて頂きます。
通常の縮毛矯正では、
アルカリ還元剤を使用して髪の内部に働きかけるためダメージが大きく
傷んだ仕上がりになってしまいます。
酸性縮毛矯正では、
酸性域で作用する還元剤を使用するため、カラーやパーマなどのアルカリ領域での施術で
ダメージした髪に優しく、
アルカリ矯正のように髪がまっすぐにならず、形を変えることができるため、
骨格に似合わせた丸みを帯びた仕上がりになります。
酸性域のpHは、健康な髪の状態を4.5〜5.5と言われており、
これより下の数値を酸性領域になります。
酸性縮毛矯正を行うにあたり、このpHの見極めと薬剤の強さを表すチオ濃度によって、
髪の毛にダメージを残してしまうか、ダメージを感じない髪に改善するかへ、
仕上がりが大きく変わってきます。
写真の状態は、
・繰り返した白髪染めによるダメージ
・ハイライトを入れた際のダメージ
・髪の太さ:細い
・髪の柔らかさ:柔らかい(軟毛)
・癖毛レベル:やや強い
・広がる、まとまらない
元々のクセもあり、まとまりが消えてしまい結んで過ごす毎日のお客様のBeforeです。
髪の毛はやや硬毛なため、
pHを5.6のチオ濃度4.6に設定。
ハイライトが入っていることから、
強い薬剤を使用してしまうと更にダメージが伴う恐れがあります。
クセがやや強めに対しては、
ある程度のチオ濃度の強さとpH値をほんの少し上げて反応を促します。
エイジング毛の場合は、
ダメージの進行を防ぐために中間水洗時、コーティングトリートメントでしっかり補強しながらアイロンワークに入ります。
仕上がりがこちら
酸性領域で髪のが収れんされあの頃のハリコシに改善していきます。
全てが酸性領域の縮毛矯正で叶えられることはなく、
一人一人の毛髪状態、クセの強さによってはアルカリ領域または弱酸性領域に設定し、
pH値を上げながらチオ濃度も上げるようにアルカリ領域の薬剤を20%程混ぜ合わせて調合させ
反応させることもあります。
基本のベース軸をきちんと理解した上と、
酸性領域の本当の怖さも理解している上で酸性縮毛矯正を扱えると思っておりますので、
酸性縮毛矯正できます!というお店で安易に行わず、
信頼のできる美容師様、サロン様に頼むことをおすすめ致します。
お客様のお悩みのお役に立たせて頂けましたら幸いでございます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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CALON銀座 松田力丸