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2021シャンプー剤の選び方
|シャンプー|工藤 明彦

ホームケアに入念な人は髪の調子がとても良くお手入れにストレスを感じていない方が多いように思います

しかし世の中商品が溢れていてどれが自分の髪に合っているのかわからないですよね

ハッキリ言ってお勧めする美容師も多すぎて把握しきれていないです

そこで僕がいつも目安にしている事をご紹介したいと思います

 

シャンプーに求められる機能を整理

・洗浄力:皮脂を水(お湯)になじませて洗い流しやすくする

・泡立ちが良い:髪の間を通って頭皮に届き広がりやすい

・なめらか:髪同士がこすれあうのを防ぎ頭皮にいきわたりやすく、すすぎやすい

・すすぎやすく落としやすい:皮脂残りを防ぐ

意外にシンプルな3つの主成分

・ 水:シャンプーのベースであり半分以上をしめる

・界面活性剤:皮脂をお湯になじませて洗い流しやすくする為、成分を混ざりやすくする

・その他:界面活性剤の補助剤や防腐剤、香料など

 

シンプルな内容ですが2番目の界面活性剤

これの種類によって髪のコンディションが大きく左右されるので今回は界面活性剤についてです

シャンプーは大きく分けてアニオン界面活性剤と両性界面活性剤に分かれています

アニオンとはマイナスの電極を持っているという意味です

カチオンがプラスの電極を持ち、主にトリートメントに配合されます

両性は文字通りどちらも持っています

アニオン界面活性剤 洗いあがりをマイナスに帯電させプラス極を持ったトリートメントの吸着を促す

・髪にも頭皮にもバランスの良いアミノ酸系(髪の必須アミノ酸を主軸にしたもの)

種類とラベルに表示される名称

グルタミン酸系「ココイルグルタミン酸Na」「ラウロイルグルタミン酸Na」洗浄力、刺激共にとても優しい

アスパラギン酸系「ラウロイルアスパラギン酸Na」 洗浄力 優しく 刺激はとても弱い

グリシン系 「ココイルグリシンNa」洗浄力 しっかり 刺激 ふつう  etc

ハイダメージにおススメ PPT系

「ココイル加水分解ケラチンNa」

「ラウロイル加水分解シルクNa」 洗浄力、刺激共にとても優しい

 

両性界面活性剤 髪に優しく、刺激も少ないハイダメージむけの洗浄剤

ベタイン系「ラウラミドプロピルベタイン」「コカミドプロピルベタイン」 洗浄力、刺激 とても優しい

・しっかり洗って刺激は弱く

「コハク酸系スルホコハク酸ラウレス2Na」

「スルホコハク酸(C12-14)パレス2Na」 洗浄力 しっかり 刺激 優しい

高級アルコール系

・整髪料などもしっかり落とす

「ラウレス硫酸Na」

「ラウリル硫酸Na」「オレフィン(14-16)スルホン酸Na」 

酸性石鹸 

・しっかり洗って刺激は弱く

「ラウレス-4酢酸Na」

「ラウレス-4カルボン酸Na」  洗浄力 しっかり 刺激 優しい

 

シャンプーのラベルの書いてある成分を大まかに書いてみました

何系の界面活性剤で洗う力が強いか、弱いか 

髪質に合わせてとは言いますが、『今の状態』に合わせて選ぶ参考になればと思います

 

 

https://www.calon-ginza.com/staff/19/

 

 

工藤 明彦

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工藤 明彦
AKIHIKO KUDOU

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