白髪染めを含むヘアカラーにおいて避けては通れない「かぶれ」とは
食べ物で蕁麻疹がでたり、薬品や化粧品でかぶれをおこすことがあり、かぶれとはかゆみ、はれ、赤み、などの症状を伴う皮膚炎の事です
大きくは、「非アレルギー性のかぶれ」と「アレルギー性のかぶれ」の2つに分けられます
ヘアカラーも、体質、肌の状態によって「かぶれ」を引き起こす事があります
かぶれ症状
分類 非アレルギー性のかぶれ アレルギー性のかぶれ
刺激性接触皮膚炎 アレルギー性接触皮膚炎
症状の出たタイミング 染毛中~染毛直後 染毛半日~数日後
典型的な症状 はれ・赤み・ぶつぶつ傷みなど かゆみ・はれ・赤み・ぶつぶつなど
基本的にこのような症状が出たらまずお医者さんに診てもらうのが優先ですが、酸化染毛剤タイプのヘアカラーはお勧めできません
ただし、非アレルギー性の場合皮膚科医からの問題ないとの判断をされた場合のみ美容室でも対応可能になります
アレルギー性の場合は一度でも症状の出た方は酸化染毛剤の使用は不可となります
繰り返すことで症状の悪化につながり、最悪アナフィラキシーを起こす事も考えられます
かぶれではない症状として 感覚刺激 というのがあり、症状の出たタイミングが染毛中のみで症状はかゆみ・痛み・熱感・冷感の場合は次回のヘアカラーも使用可能です
一般的なヘアカラー(酸化染毛剤)には、主に下記の3つの刺激因子が含まれています。頭皮の角層のバリア機能が乱れた敏感肌状態のときに、それらに触れると炎症(「刺激性の接触皮膚炎」)が起きやすくなります。しみる、ピリピリするという状態は、主にアルカリ剤や過酸化水素の反応時に多く、体調しだいで起きたり起こらなかったりします。ただ刺激があるのを毎回我慢して続けていると「アレルギー性の接触皮膚炎」に発展するリスクも。理想は毎回のパッチテスト。美容師さんに頭皮保護対策も万全にしてもらい、状況しだいではカラーの中断も必要です
【ヘアカラー(酸化染毛剤)3つの刺激因子】
●アルカリ剤
カラーの1剤に含まれる色素であるパラフェニレンジアミンを髪の内部に入れるために髪のキューティクルを膨潤させ開かせる役割
●過酸化水素
カラーの2剤に含まれる、通称「オキシ(オキシドール)」メラニンを脱色し、パラフェニレンジアミンを酸化させて発色させる
●パラフェニレンジアミン
白髪染めの1剤に含まれ、毛髪内部に入り込んで白髪を暗い色に染める色素 過酸化水素により発色して髪内部にとどまる性質がある
一口にかぶれと言ってもたくさんの原因があるので思い当たる節がある場合は担当美容師さんや医師に相談する事をお勧めします
アレルギーが分かったら白髪をカバーできるカラーの選択肢を変えてみる
1番ポピュラーな方法としてヘアマニキュアがあり、ハイライトをしながらだと明るさも楽しめます
ノンジアミンカラーという薬剤を取り扱っているお店もあるそうなので問い合わせるのもいいかもしれませんね