あります!
近年SNSや広告で見かける「傷まない」というワード
カラー剤が高級なら傷まないの?
オーガニックなら傷まないの?
ジアミンが入ってなければ傷まないの?
傷むのか傷まないのという基準が「商品」の機能に傾いた考えになると、どんな薬剤が使われているのかという風に見られがちな気がします
数年前にメーカーさんがSNSを使って大々的に売り出し一躍有名になった商品があります
プラス料金を払ってそれでカラーすれば髪が傷まずキレイになると広告を打った美容室も多くみられましたが、僕の経験上そのメニューにしたのに髪が傷んだから美容室を変えて来たというお客様のリアルなご意見を聞いたのは少なくないです
この商品が悪かったのではなく使いこなせなかった美容師さんがいたんだなぁという事です
商品はどれをとっても「なるべく傷まないように」を前提に開発されているので大差はなく、使う美容師の好みによってカラー剤が違うくらいだと思いますが、もちろん「傷まない」にフォーカスした商品はその効果効能は大きくあります
傷む傷まないはどこで生まれるのか
アルカリ剤を使う以上全く傷まないという事はありませんが、
良い物を使うのも一つですし、それを使う時の工夫・細工が最も効果的だと考えられます
製品の特長を良くつかみ、髪の反応を良く理解し、髪の状態をキチンと把握する毛髪診断を組み合わせて適正なカラー施術をする為の薬剤を作ります
工夫内容は
アルカリコントロール
染料の量のコントロール
薬剤の反応スピードのコントロール
アルカリは必要に応じた濃度があれば十分染まるので高すぎるものは避けたいですね
アルカリ濃度が高すぎる程髪は傷んでしまいます
反応スピードも速く長く反応する事は髪の太い、細いによって受ける負担は違うので後々傷んで感じるかに影響してしまいます
染料の量だけに囚われてしまうと実はアルカリが高めに設定された薬剤の場合もあるので気を付けたいところです
このように、あらゆる側面から見る事で防ぐ事が出来るダメージがあります
染める為に必要で配合されたそれぞれの薬剤を混ぜる事で更にお客様に合わせた調整をしながら作った薬剤で施術させていただくことで生まれる傷まないヘアカラー
髪そのものにかかる負担になる成分を極力抑える工夫と染まりあがった髪をねぎらうように2段階に分けシャンプー剤を使い分ける事で本当の意味での傷まないヘアカラーが実現できます
これからも染め続ける髪をこれ以上傷まないように愛のあるヘアカラーをしてみませんか?